合気道とは

合気道の修行の目的

合気道の稽古風景を見ていますと、
まったく舞を見ている感もあります。
リズムにのった無理のない動きは、
およそ武道のイメージから、かけ離れています。

しかし、合気道は武道ですから、どんな場所、
どんな体勢で相手の攻撃を受けても
一瞬に相手を倒すことができねばなりません。

しかし、合気道の本来の目的は正勝吾勝といって
正しいことを実行し、 自分に勝つことにあります。
相手に勝って自己満足するために 相手を投げるのではなく、
修行中の自分を磨く砥石として投げ、投げられつつ修業して行くのです。
愛と和合と真心によって正しい心身の持ち主を一人でも多く
育て上げて世に送り出すことにあります。

合気道の技

合気道においては、柔道や相撲のごとく組むのではなく、
一瞬体を触れた時にはすでに技が決まった時なのです。
お互いに離れ、間合いを取りながら、
なんら動きの制限もなく自由自在に変化し、
組み合い揉み合うこともありません。
捌(さば)きは腰を基点としに、
つねに切れ目なく柔らかな円運動をとり、
自然で無理のない動きです。

初めて学ぶ人は基本動作として、
受身,構え,間合い、入身(いりみ)、
転換の捌(さば)き、力の使い方、気の流れ、
基本投げ技、基本固め技、
呼吸力の養成を立技、座技(すわり)、
半身半立(座っている時に攻撃された時の技)などで
鍛錬関連し、だんだんと高度な技に入っていきます。

子どもと合気道

教育は、知育、徳育、体育、常識の涵養から成り立たねば、
立派な人間を生み出し得ないと思われます。
現代の子供たちは、その環境のためもあって、
自ら運動することができにくくなっています。
たとえば、遊び場の不足・交通戦争・ 受験勉強・テレビの見すぎなどが
その原因としてあげられます。
合気道の稽古はこれら環境から生ずる、
子供たちの運動不足を解消すると同時に、
発育盛りの子供たちの心身を鍛え育むことに 寄与すると考えられます。

心和会では大人も子どももともにお稽古をしていますが
合気道の他道場などでは
週1-2回子供クラスを設け、
100 名以上の子供たちが稽古をしているところもあります。

心和会に限らず、お父さんお母さん方から、合気道を続けることで
体が丈夫になり、意志が強くなり頑張りがきくようになり、
勉強も一生懸命するようになったと、感謝のお言葉をいただいています。

また、合気道は礼に始まって、 礼に終わるといわれていますように、
礼儀も自然に身につくようになります。

道場規則

  1. 礼儀、素直,互譲の道場規則にしたがい稽古すること
  2. 会員証は必ず入場時に提出し、退場時に持ち帰ること
  3. 会費は毎月初めの稽古日に納入のこと。納入後の諸費は原則として返却しない
  4. 1か月以上欠席する場合は、事前にその旨申し出れば会費は不要
  5. 3か月以上無届欠席(または納金なきもの)の場合は除籍します
  6. 酒気を帯びて稽古はしない
  7. 礼儀は正しく、規律を守り、指導者の教えには忠実に従う
  8. 稽古は真剣に、素直に、けがやあやまちのないよう心がける
  9. 稽古中の負傷または、その他の事故については、その場で応急処置はしますが、一切会員個人の責任とする

 

Posted by Ryuko